感染症と薬害

昨日、職場の図書コーナでこんな本を見つけた。
人間にとって医学とは何か (自然と人間シリーズ)
人間にとって医学とは何か (自然と人間シリーズ)
中盤は、実は薬害HIV感染のことが中心である。当時裁判などに関連して報道されたことがまとまっている。
休憩中にこの本を読んでいると、相槌のうまい後輩が「お、藤居さん何読んでいるんですか?あ、医療ですか、なるほど」と、タイトルをみて何かを納得してくれた。こういう後輩は、なにしゃべってもそれなりにいい相槌を打ってくれる。
「薬害ってのがあるじゃない。」「えぇ。」「わしは、いまさらカルテとか調べるのも大変何じゃが、状況を見たらわしのは止血剤で感染したんじゃないと思う。」「そうですか。訴えようにも訴えれんわけですね。」
「あのさ、肝炎の人とかの話とかいろいろ触れる機会が多くなっとるじゃろ、最近」「えぇ」

「わし、ようわからんようになることがあってな、薬害での感染と輸血での感染の違いじゃ、難しいで」「えぇ」「感染のし方は違うかも知れんが、結果は同じじゃけぇね」「えぇ」「輸血の感染は、国やらを恨んでも仕方ないけぇの、そのころウィルスがみつかっとらんのじゃけぇ、防ぎようが無かったもんのぉ」「え、えぇ」「でも、フィブリノゲンで感染したのと、結果は同じじゃ。難しいのぉ、わし、いつもここでようわからんようになる。」「ふーん。」
(ねむいから、明日書く。)