つっぱることがおとこーのーの前後

「なにそれ。」
「あ、藤居さんこれ。」

「つっぱることがおとこーのー、たったひとつのくんしょおー、たらららたらら、たららたらら。逝ってみたいと思いませんか?」
「じゃ無くて、おかしいでしょう?」
「何か無表情だねぇ。」
「あ、いや、それ後ろです。」
「は?」

「が!」

かおがない、本来そこにあるべき顔がないのだ!!!!!
その時藤居の手は、恐ろしさのあまり、震えが止まらなかった。それにつられてその人形は、パペットマペットのウシ君のように振動するのであった。

お宝だよなぁ、これ。