投与完了後3ヶ月目検診

ほとんど通院のことを忘れていた一ヶ月。今日は天気が良くなる見込みなので、自転車で通院。

採血前、待合室に絵葉書写真集。ここに入院した方の作品で、寄贈されたものだという。
茄子のような形の花瓶にしなびた花差さしてあって、「少しだけお金を送ってください、お母さん。」著者のお子さんが大学生の頃送ってきた絵葉書だという。
返事は、木槌と壊れた陶器の貯金箱、「こちらもピンチです。少しだけ送りますので、節約して使ってくださいね。お母さんより。」

採血するおねぇさんに聞いていた。「採血する血管は、どうやって決めるんですか?」
今日針を刺した血管も、先月刺した血管も、先々月刺した血管も同じ血管から血を取る。前から気になっていたんだけど、その血管の脇に、もっと飛び出ていかにも針を刺し込みやすそうな血管がある。なぜそこを使わないのかと、疑問だったのだ。
「一番真ん中の血管が、一番痛くないといわれてます。」
なるほど、なるほど。
どおりで無痛だ。

待合室のベンチにコーヒーカップをおいていたら、人に当たってドバッと。幸い床を汚しただけだったのだが、こんなことろにコーヒーを置いているのが悪い、反省。
診察料を精算する受付の人にヘルプ、ティッシュペーパーを用意してくれる。コーヒーカップに触れてしまった人は、売店から携帯ティッシュを買ってきてくれるし、掃除の人もやってきて、ちょっとした騒動に。

今日はスムーズに診察が進んでいるようだ。予約時間すぐに診察室に呼ばれた。
「この辺の数字(GPT等)は低いし、貧血はもうおさまっている、これ(PLT:血小板)は上がったり下がったりだけど。で、2ヶ月目のウィルスも陰性。これが6ヶ月続いたら大丈夫だから。」「はい、わかりました、安心しました。」

「で、体重は?」「63kgです。」「毎月1kgずつ増えているね。」「はい。」「これ以上、太らないでね(笑」「ははは。」
太ったらいかんのだそうです。すいません。

精算しにさっきの受付に行くと、さっきのティッシュをくれた人が笑ってる。「すいません。」
精算機には約金五千円也を食べられる。福沢さんが数枚って時よりは悲壮感は少ないが、血液検査などに樋口一葉をもってかれるなんて、という思いはぬぐえず。
簡単に言えば、血液検査は、京都の湯豆腐ご膳より高い。うーん、比較できないな、これらは。