なぜ?
なぜ、そんなに長距離だったり、きつい坂を自転車で走るのか?と聞かれた。Mじゃ無いかと。
ま、そういう面はあるかと思うのであるが、ちょっと違う表現もあるかな。
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とくに、無茶はしていない。トラブルが起きたからって、命の危険があったり、帰って戻れないようなことはしたことがない。体がぼろぼろになるようなこともしていない。いつも、逃げ道は用意してあるつもり。
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一人で自転車に乗っていると、気づくことがある。基本的に依存する対象がないのだ。
この状態で面白いことがおきる。
まずは、自転車が信頼できなくなる。ちょっとした異音がすると、不安で仕方がなくなる。
その後起きるのは、自分自身が信じられなくなる。こうやって自転車で遠出している自分自身が信じられなくなる。この状態は、非常につらい。
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そういう異常状態を乗り越え、ゴールが見えてくると、とんでもなくハイな状態になる。
実は、これがやめられない。