ふるいと線引き

裁判で裁判官は、国や製薬会社の、明らかに過失のあった時期の線引きをしてみせた。裁判官や国や製薬会社にとって、裁判は線引きに違いないのだろう。
この線引きにしたがって、結構網の目の細かいふるいで、感染者は振り分けられる。
この裁判で賠償を勝ち取れなかった人達がいる。そもそもふるいにもかけられないその他大勢がいる。
そのこと故に、当の原告の方々自身が、やりきれない想いをされているのではないかと、想像してみて暗い気持ちになる。