散髪

なじみの散髪屋に行った。
治療中、ずっと自分で坊主にしてたから、一年半ぶり。
なんだか、気恥ずかしくって、申し訳ない感じがして店のドアを開くと、店主夫婦とアニキが驚いた顔で迎えてくれた。
「転勤かなんかだったんですか?」「病気してました、お久しぶり。」
一通り治療の話をしたあと、乗ってきた自転車に興味津々の親父。博多まで言ったって話をすると、社交辞令で驚いて見せてくれた。
20年近く通った町の床屋、やっぱりいいねぇ、いい感じです。散髪は好きでないけど、ここなら通える。