天は、

天は、人の上に人を作らず、人の下に人を作らず、というが、人は、人の上の人にもぐりこみ、人の下に人を組み込む、もののようだ。

お山の大将は、イエスノーしか求めない。それがどんなに滅茶苦茶なイエスであろうとも、文句を言えばそれはノーとみなされ、全てが水の泡である。
そういうときは、決まって「下のものがこういってます」と矛先をそらせて、責任のがれを演じて、上のものに「それはお前の圧力が足りないから」なんて言葉を引き出したら最後、下のものに暴力的態度をとり始める。
それがある種のヒエラルキーである。
こんなヒエラルキーに組み込まれたら、必死になって、ビンタする対象を探さなければならず、ヒエラルキーの外のものを下に組み込もうとする。というか、なぜか断りもなく下に組み込んだことにして話しかける。
ま、こういうヤツにかぎって、自分がヒエラルキーの外から、「スネオが叫んでるよ、情けねぇよな」って笑われているのに気付いていない。