いじめ

引越しの前に、職場の大掃除。隣の窓を拭く先輩Tが、あまりにも哀れに思えたのか、いろいろ話しかけてくれる。
「向こうでは、私みたいにいじめてくれる人いなくて、寂しいねぇ。」ま、この人はこういう感じで話を始めることが多い。
ここに続ける言葉にいろいろな選択肢があるわけで。「いじめだなんて思ったこと無いすよ」とフォローするもよし、「実にさびしいですねぇ」と乗っかってぼけてみるのもよし。やべぇ、「あっちでいじめられたこと無いすねぇ。」って、実につまんない返事じゃないか。こうなると、すべりまくりである。「おいらはいじめられてたほうですが、いじめると相当哀れに見えて、後を続けようとする気にならない様ですよ。」「中学校のとき同級のやつにカツアゲされそうになって、ほかのやつは結構金取られてたのに、お前はかわいそうだからって見逃されたりして。」「きつい事言われる前に、いじめないでよと言って予防線を張ってますから。いやな性格ですよね。」とつなげたも、「そんなことないよぉ」とフォローが入る、というかそうフォローを引き出すように話をつなげてる、こういうときは自分自身卑怯者だなと思う。
おいらはこの人にいじめられたことは無い。相手の言葉をひっくり返して、いじめられたようにする、意地悪な言葉遊びを楽しんでただけだ。たとえば、「荷物作るの手伝ったろうか?」には、「それ、さっさと出て行けってことっすよね?」とつなげる感じである。いまこのことが会話のネタになるって事、まさかこの言葉遊びって、相手に相当気を使わせてるってこと?最近良くネタで使ってたけど、時期が時期だけに、重たかったんだろうか?まさか。。反省。