電車と病院とミニシアター

つーても、何も当てもなしに電車に乗ってもなぁとも思い、先輩Tが朝礼で薦めていたミニシアターに行って映画でも見てくることにした。実は偶然なんだかそうでないんだか、今通っている病院のすぐ近くだったりする。入院中かその前の休暇中に映画を観に行こうと思ってて、良い機会なので病院の周辺調査も兼ねて。ここに行くには、JRから路面電車に乗り継ぐことになり、遮音性能をテストするのにも非常に好都合。
車内で使ってみる。

なるほど、確かに低域のゴーという音がすっかりカットされる。ipodからの音楽も無理なく鳴らせるし、これは気持ちよくなって眠くなる。実際に路面電車の中ではかなりの時間寝てて、気が付いたら近くに着いててあわてて下車。

上演30分前なので、近くの商店街をぶらぶらした後、ミニシアターから病院へ、抜け道を探してみることにする。確かこっちの方向が病院のはずだが、、。なんか妙に昔の病院っぽい門があって、そこをくぐってすぐに、やっぱりそこだけ妙に古めかしい建物がぽつんとある。あ、ナニ?霊安室?!いきなりディープな場所に出くわした。かなり低い確率でここに安置されることもあるかなぁと思いながら脇を通り、院内学校だろうかその脇もとおり、病院内に入ろうとした。だめ、ここは裏口で、業者や職員用の入り口しかないようだ、表に回ってこないと病院内に入れない。これじゃぁ、入院中こっそり脱出して映画観に行くなんてありえないなぁ。あきらめて映画館に戻る。

この日のこの時間の題目は、お勧めの「大脱走」。スティーブマックウィーンが主人公なぐらい、結構古いやつだが、おいらでも知ってる俳優がたくさん、良い映画でしたよ。3時間ぐらいで長いけど、最後まで飽きなかったが、終盤はかなりしょっぱい。ほぼドキュメンタリーなんだから、仕方が無いか。しかし、アジのある終わり方だったなぁ。

しかしここ、設備は古いが、席が前後左右に広いので、居心地が良い。ミニシアター系の映画にも興味があり、ちょっとはまりそうである。どうせ当分月1度は検査であの病院に通うんだし、そのあと会社サボって映画を観るって最高じゃん。感謝である。「らくだの涙」、おいらが泣きそうだよ、今度観に行こう。