RT-PCR法のメモ

単位の話し、もうちょっと待ってね、調べてます。

HCV-RNA定量検査、アンプリコア法またはRT-PCR法って言いますけど、RT-PCR法ってこんなことだったのです。
エイズ用語集 RT-PCR法
あらら、難しいなぁ。

要は、私たちの血液に含まれているウィルスの量を検出するために、とりあえず少ないので、まずはウィルスそのものを増やしてやる、その方法ってことですね。

RT(Reverse transcriptase)は、RNA(C型肝炎ウィルスとかエイズウィルスとかの遺伝情報を蓄えているもの)を、DNA(人間とか大腸菌とかの遺伝情報を蓄えているモノ)にコピーする方法。逆転写酵素(RT)というのを使います。

PCR(Polymerase chain reaction)は、DNAを増やす方法。ポリメラーゼという酵素で特定のDNAだけを増やしていくんだそうだ。

PCR法では、DNAの増殖はできるけど、RNAの増殖はできない。で、とりあえず、RT法でRNAからDNAにコピーするわけ。

そうそう、普通はね、DNA→RNAへのコピーしかできない、これがセントラルドグマって言う奴。
でもね、エイズウィルス(HIV)なんかはこの壁を崩す、逆転写酵素の作り方を「知っている」んですよ。で、宿主にちゃっかり自分のDNAコピーを作っちゃって、宿主に「自分のDNA」として増やさせたりしちゃうわけ。
ちなみににっくきC型肝炎ウィルス(HCV)は、のんびりしていて逆転写酵素の作り方を「知りません」、くくく。

で、アンプリコア法だけど、RT-PCR法の後の「DNAを数える」方法を、安全な色素に置き換えたもの、ロシュ社の商標で、つい最近まで特許が有効だったんだって。
お、注射注射。その後は、クククク、伝説の終わりを見に行きます。