夢、「可部三段峡自転車道」

廃線となった軌道は、すでにレールが全部取り外され、赤茶けた砂利が残るのみ。
考えようによっては、すばらしい道になる。過疎が進むここら辺の村に、新しい人の流れ、新しい道を通すのだ。ここをサイクリングロードに。
広島が広島である源流、太田川をさかのぼり、三段峡を終点とする道。その日中に帰られないのならば、終点にサイクリングターミナル、宿泊施設を置き、ゆっくり自然を楽しむ様にすればよい。実際、現在三段峡に行くには、自動車/バスしかないのだ。
中國新聞:可部線
ここに、トロッコ列車を通す計画などもあったらしい。鉄道が否定された道に、さらに鉄道を通す意味は?

道というインフラは、必ず人が支えている。それは、そこを舗装するとか掃除するとかだけではない、必ず旅人を支える暖かい人々が必要。実際自転車で旅をすると、旅の途中に出会う人が特別な人々に見えることがある。
ここいらにいる、やさしい方言をしゃべるじいさんばあさんは、とても人が良い。きっとこの人たちは、自転車人達を暖かく助けてくれるに違いない。

どこに働きかければ、ここに自転車専用道を通すことができるか、見当も付かない。
だけど、自転車専用道がほとんど無いサイクリング不毛の地広島に、日本一すばらしいサイクリングロードを、ここに作ることができると思うのだ。
これは、途方も無い夢なのか。