さらば佐田岬

フェリーで三崎からここまで三十分かかったから、結構距離がある。
ただ、船ならば直線でかつ楽チンだ。おいらは、というか、昔から旅人というのは、なんてバカなことを繰り返しているのだろう、と、風車の林や、灯台、岬の険しさを見ながら思った。
死ぬまでにもう一度来ることがあるだろうか。