壇之浦

長府からこっち、サイクリストにとって悪夢の様な事が、ほとんど大体襲ってきた。
強風、もちろん向かい風、日没、温度低下、おしりの痛み、両足の筋肉痛だか関節痛だか判断できないほどの痛み、信じられないぐらいの疲れ。気力でここまでペダルをこいで来た。
もう、めかりへは渡れない。自転車より、歩く方が辛く、晩飯も心配になってきた。
だけど、今ここにいる。それが何より素晴らしいではないか。