34000km

一応今日は休みなんだが、なんとなく中途半端に仕事が残ってて、ま、車を運転するついでに仕事をしようと思って。車に乗る。なんと、いつものパナねーちゃんがサンタのかっこしてるのに気づいて、無視して、行き先を職場に設定する、行き先は十分承知だけど。
なんか、最近自動車の運転が妙に楽しい。最近、自動車を運転する脳と考える脳が違うことに気づいた。カーナビを買ってしばらくしてから、目的地までの道をあーだこーだ考えなくなったとき、初めて気がついた。だから、最近運転中は、妄想の時間でもある。ipodで音楽流しながら、道路上でたまに起こる異常に対処しながら、飽きもせずいろいろ考える。
おいらの妄想は、ボケ倒し漫才で、必ず2人プレーヤがいる。とにかく2人でボケをかぶせあって、なかなか突っ込まないのだ。「あれは何々だろ」「ちゃうちゃうこれこれで」「いやたぶんあれで」×5ぐらいあって「何でやねん。」
今日の最初の妄想は、職場の女子便のウンコ。誰かから数年前に聞いた話。何でこんな奇妙な現象が起こるのだろうと、そのときはそのままほおっておいたが、妄想の結果、私なりの結論が出ました。今日ここで書くのは差し控えさせていただきますが、20分は笑えました、泣けるぐらい。
まっすぐ行くともう職場である。よせ、それはウインカーのレバーだ、いじる必要が無いじゃないか。左折である。わざわざ渋滞に飛び込んで何が楽しいんだろうか。楽しいんだなこれが。
次に考えたのが、C型肝炎が治ったときのこと、まったくお花畑が頭の中に。もし著効だったとして、その後どんなシチュエーションで勝利の美酒を飲もうかなと。これは相当いいのを思いついた。泣けてくる、感動的だ。一年半後覚えておいて、きっと実行してやろうと思う。
意味無く北上して、市境を超えた。ちょっとまっすぐの退屈してきたので、さっきからUターンしろとばっかり言うサンタの言うとおりにした。おぉ、峠道を選んできやがった。さすがサンタである。
残念ながら職場に着き、2時間ほどまじめに半田付け。飽きた、帰ろう。
サンタさんにタッチし、自宅に行き先を設定。無視して海側を通る道へ大回り。空に浮かぶ橋の照明などを横目に見ながら、いつもよりスピードを出して大はしゃぎ。
おいらの大好きな橋がある。埋立地と埋立地を結ぶ橋。途中小さな港への航路があるから、高度40mぐらいを車が飛んでいく。ぐいぐい加速して頂上を目指せば、ほんとに離陸できそうな感覚がある。その後はジェットコースターだ。うわ、すごいテンションあがる。そこを通ると、自宅を通り過ぎてしまう。だったら何だって言うんだ。
またカーナビが告げる、Uターンしなさいと。わかりました、今度こそ戻りますよ。車の走行距離計を見る。33945km？もうすくキリ番じゃねぇか。そんな時、シャッフルの神様がかけた曲が、宇多田ヒカルのtravelingだと!!脳みそ爆発。左折だ、左折。もう、晩の八時だよ。
半年前ぐらいまでよく使っていたマイコースを爆走。田舎は、夜になっても家の電気をつけないの？妙に交通量が少なく、今から空襲でもあるのではないかと意味無く動揺するぐらいの静けさ。
そうだ、完治したら自分の車を買おう。治療で百万近く吹っ飛ぶくせに、金なんか残ってるわけねーじゃねぇか。知るか、借金すりゃ良いんだよ。
まっすぐ行くと自宅である。カーナビによると残り5km。走行距離計33986km。足らない。左折。バイパスは高速道路ではないので、100km/h出すのは違反です。
あぁ、なんて楽しいんだろう。すでに4年乗ってる買い物車のデミオ1.2lで、こんなにzoom zoomさせるなんて、マツダも罪なやつだ。惜しい、自宅に着くと、34001km。
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ペグイントロンの使用上の注意には、自動車の運転を控えさせることと書いてある。免許とった次の日に事故ってから10年ほとんど車に乗ってなかったのに、最近になってやっと運転が楽しくなってきている。1/6まであと何度ほど車が乗れるだろう。休み中に絶対ドライブに行こう、絶対に。